ビデオを見ました。アニメのビデオ。題名は
Perfect Blueというもの。企画協力に大友克洋が名を連ねていたので思わず、借りてきてしまいました。大友克洋といえば、アキラだの老人Zだので名を知られてた人です。またキャラクターデザインは、江口寿史でこれまた有名人ですね(←有名なのは知っていますが寡聞にして、代表作などを知りません。〆切が来ると
逃げ出す人だという認識があるのですが、間違っているかもしれません)。
内容的にはサイコというのでしょうか。たしか1991年の作品だと思いましたが、いま確認しようと思ったら手元に資料がありませんでした。劇中にホームページを見るようなシーンが出てきて、どうもブラウザーとしては
ネットスケープを利用しているようでした。どうもそのあたりを考えると1991年の作品なのかなぁ?という疑問がありますが、そもそもネットスケープの歴史も知らないので、不確かが不確かを着ている状態です。
主人公がアイドルという
虚像と同居している人物であり、
多重人格者が出て来たり、もちろん
ストーカーまがいの人物も出てきます。それに最近の私の中で結構嫌悪の対象になっているレイプシーンも出てきます(←さ、最近かよ)。ある意味、定番ずくしかもしれませんが、定番の中でちゃんとその色を発色しているように思いました。そしておそらく脚本家の意図する通り、すこし辛い感慨に捕らわれています。
最近の私の嗜好の変化として、物事をストーリーや画像だけで判断するのではなく、その映画や書物の醸し出す雰囲気や背景をも感じたいと思い出しています。以前であればその雰囲気が自分にとっての快である場合にのみ評価に繰り入れていたのですが、たとえそれが必ずしも100%「快」でなく、「寂しさ」「劇中の空気」など様々な要素を感じ入れるようになった気がします。今回のPerfect Blueでは、音楽が私の気を引いています。
いよいよ秋が到来してきたようです。冬が来るまでの少しの辛抱です。頑張りましょう。
10月20日(金)
相変わらず、そして性懲りもなくヴィジュアルベーシックの学習を続け、日々研鑚の毎日を送っているわたくしオオタケ(6.0)でありますが、やはりやるからには環境の整備から入らないとねということで、ちゃんと購入することにしました>VisualBasic6.0。前にも書きましたけど、高いんですよね言語のソフトって。しかもプロフェッショナルだの、サーバーだのよく分からん区分が大量にされているし。
差別化かよ、差別化なのかよ。バラモン→クシャトリア→バイシャ→シュードラ。
やはりインスタントコーヒーの違いの分かる男はプロフェッショナルだろうと思い、その購入に対して始動し始めたのですが、いかにも高い。あまりに高いので裏技を駆使しようと思い、浮かんだ第1案が
アカデミック版大作戦。マイクロソフトの製品にはアカデミック版が出ているものがあります。これは学生だの、教員だのといったことを店頭にて示すと購入できる代物ですが、通常版に比べて安くなっています。中身はまったく一緒ですが、ヘタすると80%引きくらい行ってしまいます。
この制度を利用(悪用)すると、13,500円程度で購入できることが分かりました。これなら買えます。
かあさん、今年の冬も無事に越せそうです。ただし問題は学生をどうやって探すかということに尽きます。なにも考えずにその辺をフラフラしている学生に声をかけ、1,000円札一枚渡して、「買ってきて」と頼んでも良いのですがいかにも胡散臭いことこの上なし(大徳=濃い紫色)です。
友人・知人(≠友人)・親類縁者にあたろうかとも思ったのですが、なんだか突然電話掛けて「ちょっと近くまで来ているから、角の喫茶店まで出てこない?」なんて新興宗教の勧誘でもあるまいに、なかなか言えたもんじゃありません。コーヒー1杯で熱い席に座らされて、今までの人生を悔いるなんて出来たもんじゃありません。そんな短時間で悔い切れるような、浅薄なピカレスク街道歩んでいません。アウトバーン並の道ですし、途中で
ニワトリだの
民間人だのが慌しく道を通り過ぎていきます。
結局、ヤフーオークションを利用することにしました。以前にも1回利用したことがあるのですが、わりとドキドキしながら利用したものの結果的には通常の通販なんかよりもよっぽど迅速に物事が進み、満足度1000%(
80年代風)な商取引が出来ました。なもんで、今回はやや余裕を持って取引を行いました。
ヤフーオークションにおいてVisualBasic6.0は結構な数が出品されており、うまく13,000円にて競り落とすことが出来ました。アカデミック版ですが、ちゃんと新品であることもポイントのひとつです。というか、この値段でこの品物ってことは明らかに普通のショップが出品しているだけであり、そのメリットは店に行かなくて済むということと学生証などがなくてもアカデミック版が購入可能という点に集約される気がします(←推論部分)。
オークションは制限時間を迎えたときに最高額をつけていた人と取引を行うのですが、今回のケースは朝の7時30分が制限時間。平日だったのでその時間には既に通勤電車の中だったのですが、会社に着いた瞬間に落札成功と知り、そのまま銀行振込を行ったのが9:00。出品者に振込を行ったとの連絡をメールで行い、向こうから発送しましたのメールが来たのが10:00。商品がゆうパックにて届いたのが翌日のお昼。
早い、早すぎるぜ。現代ニッポン。でもスゴイ満足。
10月21日(土)
先日、会社にて毎年恒例秋の
大健康診断大会が実施された。いつもはまじめにコツコツと働いているサラリーマン諸氏も、今日ばかりはとネジリ鉢巻にタスキがけを行い、そこのけそこのけとばかりに社長と背比べをしてみたりといかにも優雅にして壮大なスペクタクル健康診断である(←もちろんウソ)。いわゆるハレとケの関係をその生活のうちに内包している日本人としては、これを逃す手がどこにあるのだろうか(←もはや捕らえられず)。
とは言っても、人間ドックなわけではないので、大した検査など行いはしない。内科的に言えば尿検査とレントゲンくらいのものである。せめて血液検査くらいしてくれても良いのではないかと思うのだが、それは35歳を迎えてからという決まりになっているらしい。なんだかよく分からんが、やはりルールはルールとして守らないとね。・・抑えてね、はやる気持ちとスピードを。
それ以外にやることはといえば歯科検診だとか、身長・体重・血圧などやってもやらなくてもあまり関係なさそうな種目ばかり。ムリムリにデカスロンという名前をつけようと盛り込んだような気がしてならない。フリーソフト2000などと銘打って、
アンドロメダ大星雲作成ソフト(Win3.15用)などという訳のわからないアプリまで盛り込んでしまったようなものだと思う。
そもそも今更ながらに身長が伸びたりする人なんているのだろうか?そりゃあ若干ながら縮む人はいるかもしれないが、おじいちゃん・おばあちゃんを対象とした一般向けの健康診断ではないのである。会社で働いている状況の中で、背骨が
破砕骨折しているような人間ってそんなにいないような気がするのだが、楽観的にすぎるだろうか?
今回やってびっくりしたのは、眼科検診。もともと18歳くらいからなぜか右目の視力がガンガン落ちていたのだが(それまでは両目とも2.0)、ついに今回右目の視力が
0.1になってしまっていた。左目はいまだに
2.0(それ以上がないから測れないだけで、自分的には6.0程度)あるから、ガチャ目の典型例といって良いのかもしれない。ここまで来ると右目は不要なんじゃないかという気がしてしょうがない。
だって、0.1と2.0である。右眼は全体のおよそ5%程度しか見ていないのである。私の1日の活動時間が19時間なので、だいたい
1時間しか働いていないということになる。面積的に言えば、およそ卒業アルバムの写真撮影の日に休んでしまって、上隅に楕円の枠をもって表現されてしまうような不幸な人間だけを
見続けているのが私の右目なのである。そんな不幸な人生でなく、もっと楽しく愉快に生きてみたいというのは、贅沢にすぎるのだろうか?
もし私の右目をデフォルト単位として考えると、左目というのは20個分ということになる。CCレモンじゃあるまいし、第一私の左目はトンボもしくは仮面ライダー的
複眼仕様であったのかという事態が巻き起こってしまう。いやだ、いやすぎる。いくら空気抵抗が少なそうだからといって、あんな不安定な姿勢でバイクに乗るのは危険すぎる。幼少のみぎりにあのカッコでブランコにのって怪我してから、僕は少しだけ大人になったんだ。
20歳の頃に見てもらった眼科医が、「このまま26歳まで右目の視力は落ちつづける。しかもその間もずっとメガネをしていないと、キミの右目は失明する」と言ったあの予言めいた言葉がアタマをよぎる。なんだかインディアンに「痩せていく」といって呪いを掛けられてみたいな気分なのだが、僕はそのケーキを探すことが出来るのだろうか?わからない。
10月28日(土)
昨日から、真っ向勝負の不幸続き。そもそも昨日は14:00から別ビルにて打ち合わせが予定されており、その打ち合わせが終わったら、その日は家に直帰してそのままクルマで横浜の実家に帰るつもりであった。そして28日は、朝から
ゴルフと洒落込んでみる寸法である。間違えてもしけ込んでみたり、オリハルコンであったりはしない。当たり前。
18:00くらいに打ち合わせが終わり、そのまま帰りますと言うつもりで電話を掛けてみたら、なんだか様子が
おかしい。気は乗らないが仕方ないので、電車に揺られて職場に戻ってみる。まあ、20:00に退社して急いで帰れば、23:00には横浜に着くことが出来る。そもそも自分の仕事の部分であるようなので、やむを得ず戻ってみた。
ところが実際にその仕事のカタがついたのは、1時。
25時??終電は24時9分。か、帰れん。横浜に行けないどころか、そもそも自宅にすら帰れん。呆然としながら近くのホテルを渡り歩いてみる(←もはやゴルフは諦めモード)も、そんな時間では泊めてくれるところもない。ますますテンパって来て、タクシーで帰るしかないかと諦めるも、所持現金6,000円。
およそ社会の常識として年齢×1,000円程度が、通常所持現金にあたるらしい。わしは6歳か?6歳なのか?ランドセルに黄色いビニールをかぶせて、洗濯をしてしまって
滲んだサインペンで書かれた名札をしている小学生なのか?6年生に手を引かれて登校し、そのまま意識なきままに金魚係なんてやってしまうような種類の生命体であるのか?
自問自答を10分程度繰り返すも、答えが天啓のようにひらけることがなく、クレジットカードの使えるタクシーを捜す。駅前で暇そうにしていたタクシーの運転手に聞いたら2万円は越さないと思うなどとふざけたことを抜かしていたが、仕方ないのでこのむやみやたらなタンパク質のカタマリである体を運んでもらう。あのときほど、私にとって全ては精神だけですむのにと
物心二元論に傾いたことはない。
家に着いたら3時。そして意外と金額は14,000円。もっともこんだけの金額をなぜ1時まで働いている自分が支出主体にならなければならないのかが良く分からない。今度の選挙ではちゃんと人を見て、投票しようと思う(←責任根拠の
スライド方式)。カラダはぐったりしていたが、ややハイ(≒灰)になっており、そのまま着替えて休むまもなく車を出して、横浜に着いたのが4時。
で、7時すぎに起こされてそのままゴルフ。行きも帰りも車内では完全意識下。お昼ごはん中にビールを飲んでしまったのだが、飲み終わった後プレーするまでの10分間で気絶しそうになったあの日の記憶が鮮やかに蘇る。でもスコア的には、前半54、後半56と過去最高。体に力が入っていないのが良いと一緒に回ったメンバーに言われたが、体に力なんざ入るはずもない。下手したら精神も抜けている。そんなギリシャ神話にでも出てきそうな物語。
10月29日(日)
VBの勉強も順調に進み、教本も現在vol.3を驀進中。当初はヴィジュアルベーシックの考え方や文法など通常の言語教本としての性格を演じていたのだが、さすがに最終巻ともなると
クライアントとの折衝方法や
開発コスト計算における人月計算、ステップ計算などと話は展開しており、自分で一生懸命読んでいながらも「オレって、一体ナニになろうというのだろう」とまるで17歳のあの頃のような自問を繰り返す毎日。
取りあえず教本の中で出てきた
ブロック崩しゲームを作成しようかとも思ったのだが、既にそれはコーディングが提示されているためにコンセプトを変えて何かを作ってみようと決意。なにはともあれ、ウィンドウ中にボールを表示させて、それを45度の角度で壁にぶつかった瞬間に入射角と反射角を正しく跳ね返らせてみる。
やってみたら意外とうまく出来る。私はというと物質世界に生を受けた現代人であるので、取りあえずボールの数を100個に増やしてみる。やってみるとさすがに動きが重い。色々と設定を変えてみたのだが、どうもうまく行かない。ここは
ムーアさんに任せるとして、ボールの数を60個に減らすことにした。このくらいの数であれば私のマシンだとスムーズに動く。
ただ60個もの数のボールがウヨウヨしているのは見ててキモチ悪くて病み付きではあるのだが、角度がいずれも同じというのはいただけない。これはランダムに角度を発生させて、初期の
軌道角度を変えてみる。意外とこれもうまく行き、毎回起動させるたびにいろいろな角度でボールが動き回る。うーん、乗ってきたぞ。
ついでにそれまではボールの色を1個ずつ指定していたのだが、これも
ランダムに色を変えることによって、毎回いろんな色が生まれるように変える。背景色はランダムにするよりも自分で色々といじってみたいという気になったので、シングルクリックするたびに色がランダムに変わり、自分の好きな色になるまで何度もカチカチとやることにした。
さらに調子に乗って、
カウンターを設置してボールが壁にあたって跳ね返る回数をカウントすることにした。ついでに当たった瞬間にサウンドを鳴らすことにしてみたものの、さすがに60個もボールがあると
サウンドがかぶってしまうことになり全然意味をなさないので、ボールの中でも1個だけは特別な存在として色をランダムとせずに常に真紅として、コイツが跳ね返るときだけ音を付けることとした。自分の中ではこのボールは、シャア。
ここまで作ってみて気づいたんだけど、私が作ったこのファイル、一体全体何なんだろう?スクリーンセイバーではないけど、きわめてスクリーンセイバー的。いっそのことシャアが
ミサイルを発射することが出来るようにしてしまおうかとも思ってみたものの、そこまでは現時点で出来ず。まあ、触り程度としてはなかなか面白かったので、これからも学習を続けていく所存にございます。
というわけでこんな感じ→
Jump_B.lzh(約7k)
ラッタッタッタ、ラッタッタ。