2001年8月分バックナンバー





その昔であれば、間違いなく「らっきょ」とあだ名がついたであろう人物に、




8月12日(日)



 先週、家の近くのビデオ屋にてなぜかいまさらながらの「ケイゾク映画版」をレンタルする。いまさらながらとは書いたものの、実はこのドラマを見たことはなく、ドラマ版のほうはDVDにて8話まで見た次第(9話目以降はまだDVD化されていないか、そのビデオ屋に入荷していないかのいずれか)。




 もちろん9話目が見れればそれに越したことはないのであるが、そううまく行かない人生というのも堪能してみようという、まるで人生のハプニングをあらかた経験してしまった年長者かのようなゆとりあふれる考えに浸り、独りニヤつく男あり。しかしそこで諦めるだけでは明日への1歩など踏み出せるはずもなく、およそ遺伝子の乗り物にしか過ぎないという寂しい事態にも陥りかねない。




 というわけで、最終話まで見ていないにも関わらず、映画版に手を出すという暴挙に乗り出してみました。その昔の友人の誇る吉川栄治「三国志」は、1・2・8巻というなんだか7乗かよとツッコミたくなるようなライブラリーを演出しておりましたが、それにも負けず劣らずのおバカプロセス全開(エンジンブルブル絶好調)となっております。




 だが見てみてビックリ。インディアンうそつかない。ぜんぜん意味のワカラン心象風景みたいなものが30分流れて終わり。あっけに取られながらも、巻戻しをしてみるもカウンターはやはり30分しか回らない。なんだか騙された気分で取り出すビデオカセット(黒色)。恨めしげに見つめるインデックス。そこに白抜き文字で印字された「119分」の文字。ぜってー、おかしい。




 取りあえずビデオ屋に持ちこんで事情を話したら、バイトらしき兄ちゃん調べる調べる。ややパラノイアを連想させるような勢い・形相であちこちを調べ、店に置いてあった別のテープと照らし合わせ、出した鑑定結果は。兄ちゃんの話しでは誰かがテープを編集したらしいということでした。取りあえず改めて同じモノを貸してくれたので、見てみたのですが私が最初に見たのは後半30分のみ。




 前半1時間半にて殺人事件の謎を解き、それを踏まえた形での後半の30分。おそらく通常のケイゾク的なシーンである1時間半分を何らかの意図で切り取ったものかと思われますが、編集が出来るくらいなのであればなんとなくダビングとかも出来そうだし、なんだか不思議な話しです。昔レンタルビデオの中身を替えちゃう話をドラマで見たことがありますが、ホントにこんなことがありえるんだぁと感嘆した1日でした。




8月18日(土)



 今日は夕飯をちゃんと食べようと思ったのですが、そこはそこ。店に入って頼む段にはそもそもの趣旨などは完全に忘れてしまい、どんなワインをもらうかでアタマいっぱい。胸いっぱい。ぼくの人生、いっぱいいっぱいというわけで、一人で入ったのだからグラスワインでももらえば良いのに、なぜかソムリエのお兄さんに選んでもらうボトルワイン。そしてそのワインに合うご飯を下さいなどと言い出す始末。




主従逆転。封建末世。コペルニクス的転換。




 「濃くのある赤ワイン」とだけ注文して選んでもらったのは、カリフォルニアのDRY CREEKなるワイン。ジンファンデルというブドウの種類だそうで、兄さんいわく「ガツンと存在感のあるワイン」だそうな。まあ、ガツンだかドカンだかは知らないけど、値段も手ごろだったのでそれに決定。なんでも最近流行し出してきているとのこと。ふーん。




 運ばれてきたワインを口にして、うん納得。がつん。ご飯も美味しくいただきながら、ひたすら傾けるワイングラス。ご飯を食べ終わり、なぜか突然はじめる読書。あまり誉められるマナーではないかもしれないが、美味しいワインを飲みながら楽しく本を読めるのであればそれは幸せ。ゆったりとした気分に浸っていました。




 最後に食べたシャーベットで頭が麻痺していましたが、さすがに会話もなしに一人でボトル一本空けると結構ます。帰りの電車の中では夢うつつの状態でした。うーん、やっぱり冷静に考えるともっとゆっくり堪能して飲んで、残った分については持って帰れば良かったかもとちょっと思ってしまいました。ま、美味しかったから良いか。




8月26日(日)



 久々にパソコンショップに出向いてみました。別に特段欲しいものがあったわけではないのですが、なんとなくブラブラ。狂った様に安くなっているメモリに手を出しそうになる自分を律し、ふと目を奪われそうになるゲームコーナーからカラダを引き離し、意味もなく心のあくがれ出た先にあるCPUのショーケースから魂を帰還させる。




 でも結局買ってしまいました。マウス。もともと私がはじめてパソコンを購入したのは96年2月。IBMのアプティバを秋葉原にて入手したのが、最初(天下無敵のMwaveパソコン)。そして、97年6月には自作機にチャレンジしたが、その際にはアプティバ付属のマウスを使い続けることに(但しそのままではつまらないので、ペイント処理を行った)。




 そのアプティバマウスもさすがに4年近くも使っていると、段々と磨耗が募って来たのか使い心地が悪くなり(たぶん接触が悪くなったのだと思うが、ドラッグ中にファイルをどこかに落としてしまう現象が多発→エクスプローラ上でこれをやると探すのが結構メンドくさい)、昨年1月に初めてのホイールマウス(PS2)購入。キャっキャと喜びながらホイールくりくりしてました。




 次いで昨年11月にLOOX購入と同時に手に入れたはじめてのUSBマウス(ホイールなし)。まあLOOXを使用するのは電車の中や外出先がほとんどであり、そもそもマウスなんて使用しないぜなどとまるで親のおかげで生活しているにも関わらずそれがまったく理解できていない中学生のような青いいきがりを見せていたのですが、それもデスクトップ機用のホイールマウスが壊れるというアクシデントにより急遽レギュラー入り(フロックって、flukeって書くらしい)。




 つうわけで、最近ではホイールなしマウスでPCライフを歩んでいたのですが、それを解消。買ったのは初めての光学式マウス。もちろん、ホイールつき。ロジテックのUSB。いっそのことコードレスにしようかとも思いましたが、それはまた今度。その頃までにはまた新しいテクノロジーが完成していることを切に祈りながら。




使い心地はまったくもって最高。









思い切って、「ラ・フランス」なんて名づけてみる。




トップ アイコン
トップ