2001年10月分バックナンバー




湯あたりで、



10月13日(土)



 久々に映画を見ました。「陰陽士」。なんだか変換しても全然出てこないのが気になりますが、一発で出てくるのも問題なような気がするので、それはそれで良いでしょう。「千と千尋」もまだ見ていないので考えてしまいましたが、とりあえず空いているほうを選んでしまうという享楽的な生き方をしている自分がけっこう好きだったりします。おそらくボクは、こんな感じでなんとなく人生をむさぼり、生きていくのでしょう。好きなモノから食べ、明日出来ることを明後日に出来ないかどうか思索する人間。




 映画は野村萬斎さんが出ているものなのですが、とにかくその人が異彩を放っていて面白かったです。よくは知りませんが、たぶん歌舞伎役者だか能役者かなんかなのでしょう。その一挙手一投足には流れるような美しさがあり、万人が見とれてしまいそうでした。ちなみに本人の顔自体はかなりマニアックなものと言っても差し支えないと思われ(←差し支える)、いかに所作が美しいかを感じさせてくれました。




 人間ミメカタチが美しくあるということには心を働かせるものですが、なかなか身のこなしを美しくさせるということは難しいようです。物を食べたり、引き出しを開けたりするなにとはない日常の動作そのものが美しくあれば、それは望ましいだろうなぁと感じてしまいました。正しい・美しい言動というのは難しいものです。私なんて驚くと裏返った声で「ひゃぁー」などとアラレモナイ状態に陥ったりします。なんだかよく分からんけど、面白いから見てみたらいかがでしょう。それなり(?)にお勧めです。



10月27日(土)



 ついに、本日ADSLが開通することになりました。YahooBBから通知があり、ADSLモデムが送られてきたのが今週木曜日。残念ながら平日には宅急便を受け取ることが出来ないので、本日に再配達依頼を行っておいたのです。関係ないんですけど、ヤマト宅急便って再配達依頼を24時間受け付けとるんですね。WEB受付もあったりして、けっこうビックリ。 サイコーサイコー、テクノロジーサイコー




 本日朝にはきちんとモデムも届き、ワクワクしながら接続するADSLモデム。ADSLモデムはLANケーブルで接続するものらしいので、取りあえず現在ノートパソコンとピア・ツー・ピアで接続しているクロスケーブルを外して利用することに。なーんも考えてなかったけれども、HUBだのストレートケーブルだのも用意する必要がありそう。




 寝ぼけたアタマでなぜか脇にはキリっと冷えた缶ビールが置かれた状態にて接続されるモデム。頭がボヤっとしている分、せめてビールくらいはキリっとねなどと本気でよたったことを考えていたので、罪深いことこの上ありません。人を幻惑する背徳の水、オマエはこのオレが受け止めてやる。コノオトコ、ゼンゼンワルビレテイナイ。コノオトコ、ゼンゼンキヅイテイナイ。




 接続自体はとても簡単でした。ほろ酔い加減で立ち上げるPC。世界の光と闇が手に入る瞬間。単に転送スピードが変わるだけではあるが、ここまでスピードが変わるとそのシステムの有する意味・性質はまったく違ったものへと変化する。痛覚への強い刺激は痛みと認識されるが、一定レヴェルを下回るとそれは痒みに変化する。「1+1=2」が世界の基本原則とは限らない。




 つうわけで、朝から落としまくってみました。MP3ファイル50曲分。さらに飽き足らず、各種ファイルを無差別ダウンロードし、さらには今までやったこともないウィンドウズアップデートなんてモノにまで手を出す始末。あれやこれやと落としていたら、なんだかいきなりシステムが不安定に。良く見てみたら、HDDの空き容量がなくなってました。もはや自発的には止まりません(笑)。




なにを1G分もダウンロードしたんだろう?こりゃあ、HDDも増設せんと・・。ちなみに2Mbpsくらいまでは出てたみたい。



10月28日(日)



 以前から気になってはいたのですが、ついに買ってしまいました。電動歯ブラシ。なんだか家の近くの家電屋にふらふらと入り込み、一般人の生活道具を眺めてみようなんてどこぞの若殿様か歴史の資料集におけるミニ特集みたいなことを考えついてしまったのが、運の尽きでした。残念、無念、因縁、怨念→ギャー!




 別に歯ブラシを買おうとしていたわけではないので、あれこれふーらふーらと千鳥足にて見て回っていたのですが、ふと目に入ったのが自動食器洗い機。これがまたなんだかデモンストレーションなんてやってて、透明なケースの中にて荒れ狂う洗浄水の様に一目ボレ。世の中に箱庭や盆栽に対する魅力が存在するとすれば、あれは自宅で楽しめるパーフェクトストーム。この手の中に広がる嵐。うーん、ラブ。




 ただ、どうやら私が見ていたのは4人家族用らしく、さらにまともに考えればほとんど自炊をしない私にとって自動食器洗い機の使い道なんてせいぜいメガネを洗浄してみるというくらいしか思いつかない(←誤っている)わけで、泣く泣く今生の別れをしてきたのでありんす。よよ。日本の核家族化、少子化、独身人口の増大が自動食器洗い機にどう影響するのかは知りませんが、豊田佐吉とは関係ありません。




 で、高ぶった購入意欲を代わりに静めてくれたのが電動歯ブラシ。同じ洗いモノだったということと、なんでも音速で駆動するという歯ブラシのレベルを超えているとしか思えない仕様に惹かれて買ってしまいました。残念ながら1秒間に何回振動するのかといった記載はありませんでしたが、いずれ電動歯ブラシもクロック競争に陥ったりするのでしょうか?これからの技術革新が楽しみでなりません。




ただ、家で実際に使ったら歯が欠けました(笑)。我が歯は音速に勝てず。










当たり屋!






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