2006年9月分バックナンバー





死んだように寝てる旦那の口元に仄かに漂う、





9月2日(土)

 ここ最近は仕事に傾けるエネルギーを絞っていたのだが、それも破綻を来たし云々。やむを得ず、家で仕事をする始末。単純作業であれば、呑みながら片付けてしまうのだが、今回は考え仕事。最悪ぞなもし。私は「最悪ぞなもし!」と叫びたい。いや、叫ぶ覚悟がある。愛媛と縁も所縁もなくとも良いではないか。そもそも愛媛人も捨てた語尾になれば・・。


 という日本男児の気概も3時間もすればほぼ消滅。完成度90%の建造物を放置し、MI3を見てきましたです。いや、けっこう良かったですよ。ところどころ分かりにくいところがあったとは思いますが、ハラハラドキドキ→爽快の流れをきちっと守っていたので、見た後には爽快感と多少の緊迫感のみが残留するという優れた展開となっておりましたです。良きかな、良きかな。



9月3日(日)

 本日の夕食。ペッパースモークハムを添えたサラダ(ただし、酩酊状態によりペッパースモークの入れ忘れを後半に気づく)。カレーコロッケ。明太子入りのフランスパン。チェダーチーズ。いただく飲み物はお気にのカルトノワール(赤ワイン)。まあ、途中でワインがなくなって、トロピカーナのピュアプレミアムをウォッカで割って楽しむ。いやホントにこのジュースはお酒で割った時にこそ、その実力を余すことなく発揮すると思うのですよ。


 いよよ、思考もまとまらなくなってきたので、本日はここまでで(デスノートを久しぶりに読み返しながら、寝ることにします)。




9月15日(金)

 ちっくらに出ようと、アクセルを4時間踏めば、そこは福島。気づけば、周りには吹雪のような濃霧。水の粒子が見えるほどの霧で、視界はせいぜい2メートル。半べそ状態で山道を進んで行く。目的地について、ヘッドライトを消すと月明かりもない周囲は、漆黒の闇。いや、ツヤさえない。つや消しブラック80円といったところ。しかも、驚愕すべき寒さ。こりゃあ、今夜は呑んで寝るしかないですね。



9月16日(土)

 数字当てゲームって知ってますか?私も初めて知ったのですが、ふたりでそれぞれ4桁の数字を思い浮べて、お互いの数字を当てあうというもの。相手の当ててきた数字1つについて、桁と数字両方合っていれば1−0。数字だけ合っていれば0−1と答える。桁と数字両方合っているものがあれば、2−0です。こんなゲームをワインをいただきながら、楽しんでいたのですけどね。


 ルールがあまりはっきり分かっておらず、最初に思い浮かべる数字を例えば0012のように同じ数字を2回使っても良いとしてしまったものですから、さあ、大変。選択肢が広がりすぎて、長考に長考を重ねるふたり。しかも、待っている間は相手が話す余裕がないので、仕方ないからひとりでワインをいただく。後半に入ってくると、30分くらいの長考は当たり前。酔ってくるから、余計に時間がかかる。もはやメロメロ。


結論的には、飲みながらやっても良いですけど、重複数字は止めておいた方が宿酔いにならずに済むかと思われます。



9月17日(日)

 カレーの基本は甘口、ちょっと悪ぶって中辛という路線でここまでやってきたのだが、どうにもこうにも同居人とこの辺りの折り合いが付かない。辛口は辛口でもジャワカレーの辛口は5だなどと、私にとってはまるで血の海地獄でもあっちの池の方が血が濃いよ的などーでも良いことをおっしゃる。血中ヘモグロビン濃度が高かろうが、ドロドロ血であろうが、地獄は地獄。目を向けるべき惨劇は、他にあるのではないかと思うのだが。


 この議論は常に平行線をたどり、国連に仲裁に入ってもらったこともあるが、不調に終わったとか終わらなかったとか言われている。それに応じて、草の根レベルでは別の動きが発生し始めた。いわゆる「more onion movement(もっとタマネギを活動)」である。ニューヨークはポトマック川沿いに居を構えるMOMは、その意思決定をすべて総長が執り行うことになっているという。まあ、普通ならばタマネギひとつ入れるところに、ふたつ入れるだけの運動なので、意思決定機関が簡素というのも頷ける。


 ついでに何かの本でタマネギは炒めれば炒めるほど甘くなるという、まるで江戸時代の農民に対する課税方針かのような話がアタマにあり、一心不乱に30分ほど大量のタマネギを炒めておりました。この大量処理はタマネギ調理の産業革命やーなどと独りごちながら、フライパンに向かうその様は異形。伸びる影はあたかもその念を剥き出しにした悪魔の様に見えたとか見えないとか。


 あ、昼食はカレーでしたが、夕食はチゲ鍋でした・・。






アーモンド臭。




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