2007年12月分バックナンバー





過ぎない夜はないが、



12月9日(日)

 ふと思い立って昼過ぎからプールに行ってまいりました。1時間弱ほど、泳いでみたり、歩いてみたり。その後、夕飯の食材を求めて、プール脇の大き目のスーパーに寄ってみる。どうも昔から初めて行くスーパーに対して、興奮を隠せない。スーパーフェチなのだろうか。恥ずかしながら、妙な食材に出会った時や投売りの現場に遭遇した時に、私の脳波の乱れは異常だと思う。今日も長さ1メートル以上の大きなアロエベラを見つけた時は、変な声を出してしまった。


 せっかく泳いで健康的なのだからということで、サラダを作ろうとつまみ菜、かいわれ、パプリカ、セロリ、人参で山盛りサラダ。アクセントで、上からチップ゚スターを細かく砕いてまぶして出来上がり。サラダを食べて、おそらく超健康。カラダが治る気がする。大人になると健康を気にしてモノを食べると言うが、それは子供が健康体であるからだろう。故障箇所を感じないと、なかなか健康に留意なんてしない。病気に対する病的な対処策は笑えない。


バケツ一杯ほどのサラダを食べてしまいました。サラダにも致死量ってあるのかな?



12月14日(金)

 なんでも本日深夜にふたご座流星群の出現がピークになるとの話を聞き、見に行こうと決意。外はだいぶ寒いので、めちゃくちゃ着込むと同時に、レジャーシート・携帯カイロ・お茶・お菓子・タオルケット×2・布団を車に乗せて、いざ出発。持ち物の後半がいささか怪しいが、体温はナニモノにも替えがたし。それが例え、人格やプライドといった高度に洗練された価値であったとしても。


 車を走らせている途中で雨が降り出したりはしたものの、現地に着いた時には満天の星空。公園だったので、周りにもかなり人が集まっていたが、衆人環視のなかレジャーシートを引き、地面は固く冷えるのでタオルケットを下に引き、布団に包まりながら流れ星を楽しんでまいりました。1時半から見始めたのですが、平均すると1分かそこらでひとつの流れ星が見えたでしょうか。時に大きな流れ星も見えて、辺りには歓声が広がっていました。とても良かったです。


 準備不足の周囲の人間が見上げる首の角度に耐えかね、あるいは寒さに敗れ、帰郷するなか、私はレジャーシートで布団に包まって寝転がり、危うく眠ってしまいそうな快適観測環境ぶりを発揮。私にとっての「向こう側」との感覚基準は、発電機+コタツ+熱燗+スルメぐらいなのですが・・。なにはともあれ、あたかも空に浮かんでいる星がそのまま落ちてくるような光景は、科学的な説明を知っているとしても、驚きでした。



12月30日(日)

 先だって、ヘリQなるタカラトミー社製のラジコンヘリの小さいバージョンを見つけて興奮。ライト兄弟の例を挙げるまでもなく、イカロスの時代から人は鳥に憧れ、空を飛ぶことを夢想してきたのだと、周囲の反対をよそに購入。なんだったらまとめて複数機購入して一個編隊を作成しようかと思ったが、隊長という言葉の響きにさほど魅力を感じなかったので、止めておいた。コマンダー辺りでも微妙。


 納品後喜んで遊んでいたら床に不時着してあえなく、ローター破損。泣いた。


 メーカーに電話したところ丁重に対応してくれたが、修理に3週間掛かると言われ、ショックから立ち直れない。PTSDの軽いヤツの可能性も考えた。空を見上げて、軽やかに舞う鳥に対して複雑な気持ちを抱くこともあった。ヘリがそばにおらず、胸の辺りにぽっかりと空いた感覚に囚われながら、朝起きて夜寝るだけという漫然とした暮らしをすること10日ほど・・


予想よりもはるかに早く再納品。笑みが戻った。


 発売後すぐに買った商品だったが、同様の故障もあったのか、メインローターにはセロテープが補強のために貼られていた。おかげ様で、安心して日々のフライトを楽しんでおります。ありがとう、タカラトミー。ばんざい、ばんざいタカラトミー。がんばれ、がんばれタカラトミー(なにももらっておりません)。






思い出せない朝もない。




トップ アイコン
トップ