２００９年４月分バックナンバー

生まれてこの方、お見合い避けしたことがないという

４月４日（土）

　今年はサクラの出来が良いと聞き、軽く花見に行ってまいりました。朝早くに行けば人も少なかろうと踏んだのですが、思ったより人が多く、とは言え朝の厳かな空気が融け切れていない時間帯でしたので、なにかこう悲壮感のない通夜のような不思議な空間が形成されていました。これは良い、非常に良いと思いましたが、その空気の中で日本酒と会話をしてみたいと思った僕はきっと二重にダメなのだろうと思います。

　帰って来て、やることがなくなりむやみにドラクエ７などを始め、夜にプールに行って、ビール飲んで寝ました。幾重にもダメな雰囲気です。

４月１１日（土）

　例のETC使うと土日は高速料金値下げで遊んでみようと、アクアラインに乗って千葉に乗り込んでみました。なんとなくの魚介類のイメージで、木更津は宝家さんなる料理屋へ。アサリがふんだんに使われた膳を食べてきました。それはそれで満足なのですが、行った場所が悪いのか、タイミングが悪いのか、なんとも町のさびしいこと。てっきり高速値下げ効果で千葉県には足の踏み場がないほどの混雑が発生しているのかと思えば、それは海ほたるまでという窮境。木更津駅前の涼しげなること、澄み渡る清流の如し。

　もっとこれ見よがしに肉や魚や野菜なんかをででーんと出しちゃえば良いのになぁ。そんなのが見つけられなかったおかげで、思わずミニストップで白桃アイスクリーム食べちゃったよ。いや、美味しかったけれども。満足したけれども。

４月１８日（土）

　秩父は羊山公園に行ってきました。池袋から旅情あふれる特急に乗り込み、電車を降りてみれば信じられないほどのカントリーロード。どこの東北まで来てしまったのだろうと不安に駆られる。公園まで歩いてみれば、あたり一面に広がる芝桜の立派なこと立派なこと。ただ一点摩訶不思議だったのは、道行く人々が割り箸に刺したきゅうりを齧りながら歩いていたこと。カッパが生息しているのかな。相撲しているところは見なかったかな。

４月２７日（土）

　　なんだかプレイヤーにＣＤを入れて聞こうとすると、断末魔の叫びが聞こえるようになり始めた。当初は、自分のＣＤ選択センスの問題かと心配したが、デスメタルのような音源を持っているわけではなく、幻聴かなとも疑ってみたが、停止ボタンを押すと素直に叫びが停まる。論理的に推測するにこれはプレイヤーの故障ではなかろうかと。俗に言う経年劣化の賜物ではなかろうかと思ってみたわけである。

　　うちはＤＶＤプレイヤーでＣＤを聴いているので、ここが潰れるとなにかと不便。すぐ脇にＰＣが配置されているので、そちらでＣＤだろうがＤＶＤだろうがBlu rayだろうが観れる聞けるっちゃあ、そのとおりなのだが、通常デカいプリメインアンプにつないでこれまたすさまじくデカイスピーカー（１個が１人暮らし用の冷蔵庫ほど）につながっているので、そっちで聞きたいのが人情ってぇもの。

　　ということで、テレビに合わせてシャープのBD-HP21というプレイヤー機を買ってきました。HDD録画機は昨今のHDDの値段を考えるとなんだかバカらしく高い気がしてくるので、スルー。まあ、PCでフルスペックハイビジョン録画できるし、多少面倒だけど、PC画像をテレビに出力できるようにしている（んじゃ、そもそもプレイヤー不要じゃないかという説もあるが・・）ので良いかと。

　　届いたプレイヤーでまずBlu rayを確認してみたけど、すごい。なんだか全然違う。これがテレビとプレイヤーをシャープで揃えた時のAQUOS純モードの威力なのか、PCからのDVI端子接続とHDMI接続との差なのかは分からないが、色味が鮮やか。「earth」を観たらより感動的。いつもよりシャチが凶暴で、白クマがお腹を空かせているように見える。うへ、うへへへへなどと紳士然とした笑みを口元にのみ漂わせながら、見入ってしまいました。AQUOSテレビの方はお勧めですよ。

我の強さ。