9月分バックナンバー



勝利の方程式って言葉、間違ってない?



9月2日(木)

 先日槙原ノリユキさんが麻薬だか覚醒剤だか知らないけどの不法所持で捕まったらしい。東京っちゃあホントに恐ろしいトコだベーというおじいちゃんトークはさておき、いささかこの事件はショッキングであった。ある意味私の中で、またしてもという諦念を呼び起こさせるにたる事件であった。というのも、


わしの聞くミュージシャンは一週間程度で逮捕される事多し。


 というジンクスみたいなものがあるからだ。もちろん事件が事件なのでそう何度もあったわけではないのだが、どうも印象深くていけない。一番最初は中学生のころ。当時BUCK―TICKなるグループが存在しており、私もなんかの折にCDだかテープだかを入手して聞いていた。下手したらダブルデッキとかでダビングしていたかもしれないけど、その話はここでは関係ない。


 で、聞いてみたらこれがまた私の琴線に触れたのだ。これは皆に広めにゃあならんと、フランシスコ・ザビエルばりに翌日から伝道活動に走ったのだが、その2日後に薬物不法所持にて捕まっていた。捕まる事もショックであれば、こんだけみんなに広めた直後に逮捕されると後援会としても辛いものがある。


 その次はラルク。こちらは1週間というわけではなかったが、ことあるごとに人に薦めていたのだがやはりちゃんと活動を一時休止するに及んでいた。友人からその理由を告げられたとき、以前の記憶が甦ってむせび泣いたあの日が懐かしい。空気の冷たい季節であったと思う。


 で、今回の槙原さん。今までなぜだか聞いたことがなかったのだが、ドラマの主題歌に使われていた曲(Hungry Spider)がとても印象的で気に入ったので、先週レンタルCD屋さんに行ってMDに落していたのだ。曲調歌詞も凄いなぁと思っていたのだが・・。芸術と高揚感、幻想感とは切り離せぬところにあるのだろうか?もしくは単に私の好みの問題?


 ちなみに私(内勤事務社員)が、不法に薬物を使用したとしても素晴らしい仕事が出来るとはとても思えない。やはりそれなりに向き・不向きってヤツがあるのだろう?ひよこの雌雄選定の人とかもあんまり関係なさそうだな。いわゆる作業的なものは難しい(?)のかもしれない。




9月12日(日)

 本日、映画館へと久しぶりに足を運んだ。お目当ての映画は、最近よく宣伝を行っている「MATRIX」。もちろんエクセルだの123だのは一切関係ない。なんだかとてもカッコ良い映像で宣伝を行っている映画だ。ここ最近見てみたい映画が何本か出てきた。スターウォーズ、オースティンパワーズ、メッセンジャー(!)、交渉人(←まだやってるのか?)。


 それらの中でもマトリックスについては、映像を見たい映画のひとつ。これは後になってビデオで見る映画ではないはず。やはり映像もしくは音響を大切にしている映画については、映画館で見るべきだと思う。逆にストーリーを大切にしている映画については、誰もいない部屋でビデオで見たほうが間違いがないと思っている。映画館で脇のオヤジがポップコーンをかじり出したらたまらない。


 まあそれはともかくマトリックスの方だが、やはり映像のカッコ良さが印象的。ストーリーよりもなによりもそれが強く頭に残った。映画館を出た人々が皆アホのように見えない銃弾を体をひねって避けているのだから、たまらない。ちなみに私はひとりで見に行ったので、ちゃんと家に帰ってきてからひねってみた。ひねりは効いていない。


 中身は仮想現実の考え方に関するものだったのだが、悪くはないがそれほど惹かれるものではなかった。やはりこの映画は映像を見に行くものだと確信。その昔間違って、オーバーザトップと言うスタローン主演の腕相撲の映画を小説で読んでしまった事があるが、つまらない事この上なかった。ランボー3もまったく同じ間違いを犯した記憶がある。


やはり適材適所という事で。でも面白いから興味ある方はぜひどうぞ。



9月18日(土)

 最近に始まった事ではないのかもしれないが、最近とみにぶっ壊れていると感じるようになってきた。なにがってWinだけでなくて、このわたくしめ自身も。OSの方はたまに文字が全て崩れてしまって、再起動しないとなにも出来ない状況になってしまうのだが、私の方はリセットしづらい造りになっている。


 なにが壊れているって、この間会社で取った電話にて「オオタケさんですか?」と聞かれて、「はい、私がオオタケさんです」と言い切ってしまった。ハキハキと割舌も良かっただけに、よけいに相手は気持ち悪い思いをしたのではないかと思う。元都知事まがいの対応をしてしまった事について、この場を借りて電話をしてこられた池田さんにしっかりと謝っておきたい。


 言い訳をするのであれば、なんだか最近CPU率100%の状態がここ一ヶ月ばかり続いているのだ。もはやモノを考える作業など出来ない。当然に言われたがままに動く。そして聞かれたがままに答える。「オオタケさんか?」と聞かれれば、そこはひねりを加えることなく「オオタケさんだ」と答える。いまならエリア88に連れて行かれるかもしれない。


 その次の日には、手にノートパソコン(A4サイズ)を持ったまま、ノートパソコンがないと探し始めてしまった。メガネくらいだったらやる人もいるのだろうが、けっこうショックだった。せめてB5サイズだったらと悔やまれてならない。さらにわがままを言うのなら、CEであって欲しかった。あのくらいの軽さが渇望される。


 さらに今週始めには、朝会社に行く前にTシャツを脱ぐにあたり頭にシャツが引っかかった。そのまま引っかかったシャツを垂らして、ティモテのCMのマネをしはじめた(←かなり古い)。その結果としていつもよりも5分遅い時間に家を出ることとなってしまった。そんなバカな事をしているということよりも、5分間もティモテをやっていたのかと思うと頭が痛い。


大丈夫なんだろうか?



9月19日(日)

 先週映画を見に行ったのだが、なんだかどうも映画を見たくて仕方がなくなってきた。ただし今回は映画館まで足を運ぶのが億劫だったので、レンタルビデオで代替とすることとした。お手軽にいつ見ても良いし、いつ止めても良い。他者との関係を測るのを苦手としている現代人うってつけの装置である。


 なにはともあれ見たのは、かの「踊る大捜査線」。あんでいま見てんだ?と疑問に思われる時代の潮流に敏感な方もいらっしゃるかと思いますが、見たかったからドラマ編全12話と劇場版をすべて見ました。1日で見るとさすがに吐きそうです。目の前がチラチラとしています。視野の端に深津絵里を探している自分が仮想現実居住者です。


 でもつくづく「ツインピークス」借りてこなくて良かったと胸をなでおろすいまこの頃です。もしくは「エヴァンゲリオン」。いずれもきっといつか手を出すのでしょう。そして見方の点を以ってきっと後悔するのでしょう。もっと健康的にして、健全なビデオの見方をマスターする必要があると自分でも感じています。


 踊る大捜査線はドラマでは一切見たことがなく(おそらくこの時期に私の家にはテレビがなかった)、映画については小泉今日子の異常な微笑を見に行きたかったけど、タイミングを外してという感じだったと思います。劇場版の有名な「事件は会議室で云々」という台詞にはあまり惹かれませんでしたが、柳葉敏郎の眉間が楽しかったです。会話の小気味良さはさすがの作り込みです。


 しかしほとんど寝ないで見続けたおかげで、体調最悪。これで今週は乗りきれるのか?




一人ビール掛け。


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