11月分バックナンバー




カーネル・サンダースって顔に似合わずとヤリ手商人だって。



11月6日(土)

 先日、家の近くを車で走っていて驚いた。子供達が裸足道の真中に座りこんでいる。しかも、体調が悪くてうずくまっているというのではなく、単純に道路をフィールドとして遊びに耽っているとしか思えない状況。当然にその服装は、かなり汚れた黄色いシャツ半ズボン。私の視野に入ってきたのは、およそモータライゼーションが始まる前たる60年代か、もしくは東南アジア。私はもう俗に言うところの「おったまげた」状態に陥った。


 度肝を抜かれる状況に陥り、心拍数もおよそ毎分200(推定)にして、脈拍180.インディは500だし、ウィンドウズは2000、さらに言うのならバラは1,000,000にして、瞳は240,000千(クラシカルに言うのであれば、1/10000000)。ATOKと虎舞竜の章目はいざ知らず。しかし本当にビックリしたのは、それから・・


 私のクルマを見た少年達は、慌てて立ち上がって逃げ出したのだが、それがまたなんか知らんけど側転で逃げている。小学校にもあがっていないような全長100センチそこそこのヒトが、キレイな弧を描いてショッカーよろしく演舞しているその姿はもはや筆舌に尽くしがたい風景。あまりの側転のうまい少年達のその姿に呆然として見とれてしまった。


で、いったいココドコなんだろう?


11月20日(土)

 ひさびさに実家に戻ってみた。別に実家が遠くにあるわけではない。道さえ空いていればクルマで一時間近くで着いてしまうところにはある。何不自由ない世界へのアクセスビリティは満点だったりするのだが、そうは言ってもめったに実家には戻らない。ナゼ戻らないのかというと、それは


堕落


 このひとことに限る。まず家に帰ったところで何一つ生産的な活動をしたことがない。家に帰っているのが2日(48時間)あったとすると間違いなく3/4の時間は睡眠に当たっている(およそ36時間)。で、残りの半分強は食べている。となると人類に残された時間はあと6時間といったところになってしまうのだ。


 神が渡してくれた時間が48時間だというのに、生命を維持するための儀式的な行為に42時間も費やして一体どうしようというのだろう?このままの状態で仮に80年ほど生命を永らえさすことが出来たとしても、賞味人生は10年ということになってしまう。何らかのアクシデントで30歳で来世に飛び立ってしまった場合には、4年に満たない。タイミングの悪い人だったら、オリンピックを見ることが出来ないという事になってしまう。


 という恐ろしい事態を把握しながらも、今回も爆睡人生を歩んでしまった。結局今回の実家での生活(金曜晩から、日曜晩まで)で行えたのは、@読書(海底二万里を読了)、Aゴルフの打ちっぱなし(その後筋肉痛みっぱなし)、B散歩の3点セットになってます。他に何をしたのか考えてみたのですが、何もやってやしないようです。


 ま、ひさびさに一冊読み終えた(二ヶ月ぶりだったりして)という事で、それはそれで良いのですが。ただしナゼ2000年もまじかの現在、サラリーマンが海底二万里を読んでいるのかさっぱり分かりませんけどね。ちなみにこの間会社でコカコーラ(もちろん赤い缶)を飲んでたら、「いまどきこんなモン飲んでる社会人は珍しい」と言われてしまいました。風下なので仕方ありません。



11月27日(土)

 本日は、ひさびさにゴルフに行ってきました。会社の人達とのコンペだったのですが、年にコンペを2回開いているだけでそれ以外には一切コースに出ていないので、まったくうまくなっておらず。むしろビギナーズラックがなくなってしまっただけに、スコア的にはどんどんと悪くなっているという荒れ模様ぶり。


 だが一般的に考えてせっかくの週末に朝の4時半に起きて、車を2時間半も運転するというのは遊びの範疇をはるかに凌駕していると思う。あげく会社の人と一緒に行くので、私が家を出るタイミングで携帯に電話を掛けてみたらいきなり「電波の届かないところ」メッセージ。朝の5時からどこに行ってるのだろう?それとも朝一の嫌がらせ?


 そんなに苦労して行って、100回程度しかボールを叩かないなんてもったいない。という訳で叩いた回数134回(涙目)。しかもせっかく作ってもらったコースを全て堪能しようと山から谷までアバンチュール三昧。探検隊長マゼランの名をほしいままにしておりました。あちこち動き回って足ガクガク。


 あげく今回まわったコースの水辺には水の魔物が在住しているらしく、打球がまるでセイレーンの歌声に引き寄せられたかのように池へと吸い込まれて行く怪現象が散見されました。もしかしたら水の聖霊かコロボックルあたりの小さな悪戯かも知れません。なにはともあれ、死ぬほど疲れた1日でした。



11月28日(日)

 いつの頃からか食事に対する興味が強くなってきたのであるが、これがいつからだったのかがよく分からない。そりゃあ昔っから好きな食べ物や嫌いな食べ物というものは当然に存在していたのであるが(それはそうと好き嫌いはいけないっていうけど、好きもいけないのだろうか?)、今ほどは種類も強度も強くなかったような気がする。


 実家に暮らしていた頃から簡単な料理はしたのであるが、一人暮しをはじめるようになってどうにも水まわりの使い勝手が良くなくてあまり料理をしたいという気分にならない。しかも冷蔵庫も小さい一人暮し専用というか、ホテルに付いてるオプション冷蔵庫っていう感じのものなので、なおさら興が乗らない。


 そうは言ってもやはり食料を摂取しないことには体の保持を図ることが出来ないので、なんだかインスタントなジャンクな食べ物がどうしてもメインになってきてしまう。で、私のいんちきグルメぶりが炸裂大魔王となる。それは全てを調味料でごまかすというあからさまに姑息な手段。


 インスタントカレーを温めるのであればガラムマサラとニンニクのペースト少し、ウースターソースを混入。冷凍ピザをチンするのであれば、チーズを大量に乗せた上でオレガノだのバジルだのを振りかける。カップラーメンでも中にニンニクやゴマ、そして乾燥岩のりを入れることでテイストをリニューアル。


 こんな感じのことを年がら年中やっているので、うちには調味料だけは相当数あります。XO醤バルサミコソース、ほとんど使ったことのないサルサソースなんてのもある。ないものといえば酢と味噌くらいのもので(←ダメジャネーカ)。こんな小手先食生活を続けていても大丈夫なのだろうか?






Yesか、Noか、半分か?


トップ アイコン
トップ