年賀状についての一考察。
1.新しいプリンターを購入した際などには、出し過ぎに注意。
※翌年にはあなたのプリンターはジェネレーションギャップを感じています。60〜70年代に
変なサングラスかけて、
ピンクとブルーのTシャツを着てしまった経験のある人が教えてくれました。
2.会ったこともない子供の写真に注意。
※他人からすれば単なる幼少者です。少子化が進んでいると入っても、まだ(1999年12月現在)それほど
珍しくありません。
3.宛名の文字サイズに注意。
※昨今の年賀状ソフトでは自動的にレイアウトを決めてくれますが、「西周」などといった特殊な名前だと、「賀正」よりも大きなフォントサイズになって
たまげることがあります。
4.データ内容に注意。
※知り合いで自分の住所を間違えたまま200枚プリントアウトしたのがいます。私は以前に住所データを破壊してしまっていたらしく、「
北海道66」というダイナミックな住所で送ってしまったことがありましたが、さすがそこは北海道郵便番号からちゃんと届いたようです。
5.フォントに注意。
※特にPC購入後まもない方に散見されますが、勘亭流は
息苦しくなるので止めませんか?
6.手間ひまの掛け方に注意。
※龍のイラストがあって、「2000年」だの「ミレニアム」だのの賀詞があって、「本年もあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします」などのすでに標語化している文章が続き、旧年中の出来事を記し、新年の目標などを記す。あげく郵便番号・住所・氏名・電話番号・会社名・役職・代表番号・ダイヤルイン・メールアドレス・サイトのURLなどと鬼のように畳み込むのは止めませんか?
7.手間ひまの掛け方に注意2。
※だからといって、余白部分がかなり目立つような
幽玄な年賀状ももらったほうはかえって寂しいものです。うるさくてすみません。
8.メールを使用した年賀状に注意。
※どうせプリントアウトするのであれば、いっそのことデジタルデータで送ってしまうという案には大賛成です。でもだからといって宛先欄に200人とかって並んでいた日には、けっこう「この年賀状作成にあたり、本当にオレを考えてくれた部分は、200分の1かー」などと、真剣に考えてしまう可能性があります。また初心者の場合、そのまま返信をしてしまってほとんど
スパムメールに近い状態を作り出すことも想定されます。
以上、会社休んでまで年賀状書いてた人のひとり言でした。
12月26日(日)
先日、家に帰ってきたところで新聞受けのところに不自然なコピーされた紙が入っていることを
裸眼にて確認できました。まだ人生経験の浅い私は、お恥ずかしながら
脅迫文というものをもらった事がないので、ドキドキしながら目を通したのでした。25歳にもなって、まだ脅迫文の1枚ももらったことがないというので、実家の親も心配はしているのですが・・。
中身は新聞配達所からのもの。して文面を読むと、「今回サービスの一環として、先着にて20世紀に起きたことが
なんでも分かる年表をお届けする」とのこと。「なんでも分かる」とはまた大きく出たなと思いつつ、年表に少し興味を惹かれた私はなんとなく電話をしたのでした。
電話に出たおじさんは「ちょうど残りが1冊になったところなんですよ」と物理学・数学的に当然にありえる事態の解説を始め、しかも新聞受けに入れておいてくれれば良いと言っているのに、「いや、今すぐお届けしますから」と聞かない。どうせ1枚モノの年表なんだろうから、新聞と一緒に配達しておいてくれれば良いのにと、拡散するであろうエントロピーに思いを馳せつつ電話を切った。
しかしいざ実物が届いて、焦った。
A4版にて厚さは5センチ以上もある本格的な年表だったのである。「なんでも分かる」というのもあながち誇大広告ではないかもしれない。あげく定価9,500円と書いてある。こんなモンをサービス呼ばわりで配ってしまって良いのだろうかという疑念は別にして、私は20世紀を手中におさめた。
にしてもおそらく、この年表は配達所にも一冊しかなかったんじゃなかろうかと思い、つまるところ、さっきのおじさんはあのセリフを1回しか言えない状況にまで追い詰められていたのではないかと人間観察を事後的に行ったのでした。
12月31日(金)
本日を以って、今年もその幕を引くことになる。ちなみに私は26歳になった。世の中よりも一日早いタイミングで生きているというか、生まれついての
フライング体質と言えるのかもしれない。なにはともあれ、昨日からカゼを引いたらしく、まったく片付いていない部屋を見まわしながら、かつそのまま実家に戻ろうか同か思料しつつ、2000年へと続いていきます。
あー、カゼしんどいよ。助けてくれ。
ミレニアム突入。