2月分バックナンバー


でやでやでやー


2月1日(月)

  読書好きの方には同意いただけるかもしれないが、基本的に本屋はデカければデカいほど、快適であれば快適であるほど危険である。特に他の書店には置いてないような書籍が充実していたりなんかすると、もはや爆裂大魔王である。


  学生の頃には夏休みに入ると、古本屋に行ってまとめて本を死ぬほど買ってみたりもしたのだが、さすがに社会人になってまとめ買いは控えるようにしていたのに・・。買ってしまいました、本3冊。既に3冊ほど読まれるのを今か今かと心待ちにしている本たちが3冊いるので、計6冊待ちになってしまった。きわめて危険な数だ。


  1冊はここでも取り上げているミルチャ・エリアーデの「エリアーデ世界宗教辞典」。エリアーデの著作を見つけたうれしさと同時に、生来の辞書・辞典好きが災いした。こういう本って、高いんですよね。絶対にミリオンとか行くわけないから当たり前だけど。変に文庫化されてたらかえって気持ち悪い。


  2冊目は、「世界文学101物語」。基本的コンセプトは、このサイトと同じ。世界の文学の名著を101ほど選び出し、そのあらすじと解説を載せている本だ。おかげで登場人物の名前をいくらか補充できた。


  最後に鈴木光司の「バースデイ」。なんかよく分からないけど、リングワールドここに完結と銘打っていたので買ってしまった。三部作完結ではなかったのか?うーん、どうなっているんだろう?


ああ、私はいったいどこまで追いかけていくつもりなのだろうか?


そしてこれらを読み終わるのは、いつになるんだろう?


2月3日(水)

  パソコンを触っていて、いっつも思うこの願望。それはフォント


  フォントって明朝とかゴシックとかはありますけど、いずれも明らかに機械的で、味気なくないですか(←二重否定)?確かに丸ゴシックなんてのもありますが、それって印刷するときには良いにしても、画面上では文字ガタガタになりますよね。耐えきれませんよね。Win98付属のUIゴシックは、かなり良い線行ってますけど、どうもまだ味わいに欠ける。



  どっかに手書きフォントってないですかね?しかもちゃんと漢字まで対応しているヤツ。前にパソコンショップに行って、フォント集で良いのないかな?って探したんですけど、なかなかこの飽食日本にて育った新人類の胃袋を満足させてくれる伴侶に出会えなくて困ってます。


  いらないフォントは死ぬほど入ってますけどね。欧文フォントとかって、なんであんなに入ってるんでしょうね。一般的にあんなに使う人、いるんでしょうか?明朝体とかだって、ほとんど同じにしか思えないものが何種類も入ってるし。うーん、どうせ入れるんだったら、もっと非没個性的(!)なヤツたくさんが良いんですが・・・。


  私のこの悩み、どなたか解決いただけませんか?



2月6日(土)

  いま読んでいる本は本として、つい買ってしまう本ってありますよね。しかもその本のほうから手をつけてしまうのは、人間の悲しきですよね。関係ないですけど、佐賀の名産ってなんですか?すいません、中学生の時の地理の成績が悪かったもので。正直に告白すると、九州のどの辺りにあるのかもよく分からないし。


  脱線ついでに話してしまうと、なんとなくこの広い日本のどこかに福山県がありそうな気がしてならないです。誰に話しても「ない」と断言してくれますが、ホントにないのでしょうか?むむむ、そう簡単にはダマされないぞ。


  話を元に戻すと先週購入した「バースデイ」をつい読んでしまいました。やはりリング関連ということで、いまがまさに旬かなと自分に暗示をかけながら・・・。「もしかして現在読んでいる本に対する興味が薄れちゃったりして」なんていう、きわめて正しい疑問は心のうちに抑圧しつつ。


  浮気をした時には、その日にカタを付けてしまうのが一番。というわけで、本日一生懸命読んで、読了しました。始めはどうかなぁという気もしたのですが、読み終わったときには面白かったと思えました。リングシリーズを読んだ人は、読んでみると面白いかもしれません。


  帯を見るとこのバースデイには、本編からは切り捨てられたストーリーが集められたということになっているが、どうして削ったのか?入っていたらどういう印象を与えたかと考えてみると、より楽しいでしょう。文章を書くということの奥の深さを改めて感じてしまいます。



2月7日(日)

  最近2000年問題だの、いやその前に1999年問題だのと大騒ぎの感があるが、僕に言わせればそんなものはまだまだ目先しか見ていないと思う。


  そもそもの問題の所在はいにしえのパソコンにおいては、扱うデータ量を減らしたろうと思って、内部に持たせている日付データを西暦の下2桁としてしまったことに端を発するという。1999年まではちゃんと連続する年として捉えるのだが、2000年になったときに急に1900年として把握してしまったりしてあら大変ということらしい。


  で、「2000年になる前にちゃんと西暦は4桁で把握しとくようにしておきなさいね」が、現在の論調。しかし、これで良いのか?本当に問題ないのか?


  私に言わせれば、そんなのは焼いて付けた焼きなまし(?)だ。人間、過去の出来事を反省してこその、次なるステージではないだろうか?2桁でだめだったから、4桁というのは浅はか過ぎると思う。そこでみなさんに声を大にして言いたい、


10000年問題のことは考えているのか?


100000年問題のことは?



  あつものに懲りてなますを吹きつつも、年データは6桁くらいを確保しておいたらどうでしょうか?これでお宅のシステムも100万は安心。ちなみに今から100万年前というと、氷河期とかになります。人類は既にいたとのことなので、わりとケアするべき問題ではないでしょうか?



2月9日(火)

  そもさん、本が好きな私であるが、雑誌に関して言うとあまりなじみがなかったりする。もともと本に関しても、人から借りたりするのはあまり得意ではない。読んだ本は手元においておき、いつでもアクセス可能なる状態にあるのを好む。なぜか?


  せっぱ、征服欲と皆さんもお気づきの忘れやすい性格がワザワっちゃってるのかもしれません。いやもっと単純に、後ろ向きなる性格が大爆発して、過去にしがみついているだけなのかもしれません。まあ、どっちにしろ好みの問題なので、変えようがないし、敢えて変えるまでもないと思ってますが。


  そんなわけで保存性に低い雑誌はあまり買わないのです。


  でも最近面白い雑誌を発見しました。その名も「週刊アートギャラリー」。出版元がデアゴスティーニ・ジャパンという国籍不明なトコロだったりとか、発行人の名前がポール高木恒雄だったりして、いかがわしさ満点ですが、かなり面白い雑誌です。まあ、雑誌と言って良いのかどうか分かりませんが、とりあえず週刊なので私の中では雑誌です。


  もともとテレビでCMを見たのが購入にいたるきっかけなのですが、律儀そのものにも毎週火曜日には近くの書店に出向いて、買っています。現在第3号なのですが、はじめがルノワール、次にゴッホ、そして最新がモネです。残念ながら私の好きなアルフレッド・シスレーは予定にないようです。


  作品に触れ、画家の人生にも踏みこんだ記述がなされているだけでなく、実際にその作品を描く過程を再現するコーナーまであったりします。一歩間違えば贋作コーナーになりかねませんが、もちろんそういう趣旨じゃありませんので、変な期待をしないように。因果応報、ヤングゴーゴ―です。


  なわけで、縁があったら手にとってみたらいかがでしょ?



2月11日(木)

  もともと私はお菓子が好きであったりするのだが、それはそもそもの口寂しさに耐え切れないという、忍耐力のなさから来ているのかもしれないです。薪に臥し、肝を嘗める生活には耐えきれんのです。勝っても負けても、欲しがりまくり人生。物欲に人生左右されまくり。


  そんな関係で昔から飴を常に携帯する傾向があります。煙をくゆらせる趣味を持たず、あごが疲れるのでガムを嫌う以上は、致し方ないことなのかもしれません。癖に近いものがあります。数年前まではホールズ三昧な日々でした。毎日購入していたので、当時の僕の体はホールズ製と言っても良かったかと思われます。


  それが社会人になってからはフリスクに変わりました。別に壁に絵を書いてしまったりはしないのですが、ペンギンが脇を通り抜けることもありません。極東とはいえ、そこまで寒くはないのです。


  で、最近はまりつつあるのがピンキー。ピーチやレモン味など数種類があるのですが、薫り高いミント粒と言ったところでしょうか?食べやすさが私のハートをがっちりホールドしている要因です。うーん、ばっちり、ドッキリ。きっかり、ポッキリ。がっかり、ぐったり、どっさり、どっぷり


  そんなピンキーですが、今日食べていたら急にハート型の一粒が出てきました。まあじっくりと出てくる可能性の高低は、私には知り得ないところですけどね。世の中の物質の素になるのは、なにでしょうか?というか、そもこのハート型はなにを意味しているのか?残りミント少なしの注意喚起?



2月13日(土)

  最近エミュレーターにはまってしまった。言っとくけど僕の体はそんなに小さいわけではないぞ。それこそリリパット状態になるほどの、ファンタジアンではないのだ。人間いつかは大人になる日がやってくる。スタンドバイミーでも描かれ、辻仁成も主張するとおりだ。ピーターパンシンドロームはまた別の物語。


  そうでなくてゲームとかのエミュレーター。本体そのものは違法ではないようだが、ロムと呼ばれるソフト部分の吸出しおよび他人への提供は非合法のようだ。まあ、単純に著作権のことを考えただけでも、さもありなむとぞ思わるる。


  ところが現実問題としては、根気よく探せば見つかるものだ。以前に噂として日本国内ではほとんど流布されておらず、諸外国のホームページ上にあるという話を聞いたことがあったのだが、探せば日本国内にもちゃんとあった。ただしほとんどのプロバイダーにおいて、チェックをかけているらしく、削除されまくっているように思えた。


  こういう問題のちゃんとした解決は専門家の方に任せるとして、実際の話としては止められないというところではなかろうか?僕が探している中でも、大胆にも「ロムあります」みたいな表記をしているのもあれば、分からないように偽装しているページもあった。別に販売しているわけじゃないから、ごく簡単に言えば人気者になりたいのだろう。


  こういうストイックな要求から来る言動は、止めにくいものだ。倫理的な問題としては分かりやすいが、そこまでを禁止しなくてはならないほど人間の生活は倫理的であらねばならぬのかという煩悶が、心をよぎりがちな冬のつとめてだ。しかもあると知ると、つい手に入れたくなるのが人情というもの。


僕も反省を胸に秘めつつ、興奮を顔に出しつつ。



2月14日(日)

  MP3について。なんだか米陸軍的な雰囲気を感じてしまうかもしれないが、まったく関係ない。キレイさっぱりその印象を滅失させてもらって、一向に構わない。「『ミリタリーポリス3』って、コメディ映画が昔あってねー。2はイマイチだったんだけど、3は面白かったね」ってまちがっとるよ。単なるサウンドファイルである。もちろん軍楽団など一切関係ない。しつこいぞ。


  いまさら解説するまでもないのだろうが、そもそも音楽に関するデータというのは、えてしてファイルサイズが大きくなりがちである。負けるが勝ちみたいなトコロである。オリジナルな音を基本的に認めないMIDIと違って、WAVEファイルは変に歌を歌っているだけで数メガから数十メガにまで到達してしまうことがある。


  音楽CDの中に70分そこそこしか入らないことからも、やはり大きさ実感。柱の傷はおととしの、眉間の傷はいつのことやら?そのブロブディンナグ状態のWAVEファイルを圧縮したものが、MP3だそうだ。この圧縮率たるや10倍近くと来ているのだから、とてつもない。取っ手もない。取手はある。


  私の今までの認識では音楽CDからのWAVEファイルとしての抽出はSCSI接続のCDを持っていないと出来ないとなっていたのだが、実はそんなことはなかったようだ。現に本日IDE接続CDドライブから抽出をしてみた。もちろん違いの分かる私は焙煎方式だ(←ウソ)。さらに音にうるさい私は、プラスチックの精製地にまでこだわるのだ(←よりウソ)。


  MMX200にして、48メガのFastPageメモリを自在に使いこなしている身にとっては、このMP3への変換は時間のかかる長い道のりであった。余談だがドライブが4倍速だったりする。まさに予断を許さない状況である。メーカー品から必要な部品取りだけして組み立てたりしたから、こんな自体に陥るのだ。まさにキメラ状態。


  実際に試聴した感想としては、ちょっと厳しいかな?なんか設定の部分で128Kbpsを選んでしまい、最高音質である320Kbpsbpsでなかったからかもしれないが、高音部分で音割れが感じられてしまった。ただし以前に人の家で聞いたヤツはそんなことなかったので、IDEドライブからの抽出に根源を発するものかと思われる。


  アナログ録音を強いられたので、録音レベルが高すぎただけかもしれない。どちらにしても思いっきりノイズを拾ったりしているのだろう。おかげでターコイズにもブルーになってしまった。


  でもファイルサイズ10分の1とかにできるということは、一枚のCDで10時間分も入れられるということだ。DVDとかだったら100時間近くも入るのだろうか?えれーことになっちゃっとるな。



2月15日(月)

  最近とみに思うのだが、およそ日本国民に生まれた以上名前を選べる可能性というのはほとんどないですよね。名字だったら結婚してみるとか、養子に入ってみるとか考えられますけど、下の名前とかって難しいんじゃないですかね。火車じゃないですけど、戸籍を買ったりとか盗んだりしない限りはだめじゃないですかね。


  もっともペンネーム、芸名、源氏名なんていうのもあるので、その辺りを流通させておいて、法的な関係を求められたときだけ、本名を使うというのは、アリなのかもしれません。前述の方法に比べれば、平和にしてハトがまわりを飛んでそうな雰囲気です。平日の午後の公園といったところです。もちろん公園でビューとかっていう、どろどろした話には無縁です。


  私は男であるので、結婚したときにも名字が変更となる可能性は少ないという思い込みがあって、そこはあんまり心配はしてません。心配してやまないのは、戒名。というか病み気味だというご意見・ご要望があったりします。宗教的には完全にフリーなる私ですが、これらはとても気になります。


  さまざまな人々にちょっかいを出すことに躊躇なき私ですが、お坊さんだけは怖いです。戒名で仕返しをされたら、たまったもんじゃありません。墓石に彫られちゃうわけです。下手したら家計図とかにも残ってしまう可能性もあります。


  まず心配なのが、以前にニュースになった風船おじさん。でっかい風船にヘリウムかなにかを入れて、そのまま世界旅行に行ってしまって行方不明という方ですが、あの人に戒名を付けるとするとどうなるのでしょう?やっぱり温厚院風船信士とかになるんでしょうか?


  もちをのどに詰まらせてしまった場合は、無空院喉餅信士?じゃあ悪性のカラオケポリープではかなくなってしまった場合は?やっぱりカゼとかをこじらせて最後を迎えた場合には、総合感冒信士とかになるのか?うーん。


  さらにさらに、最近の語彙の少ない風潮によって将来的にはアタマに「」とか「爆裂」だとかが付いてしまう可能性はないと言いきれるのか?はたまた「元祖」だの「本場」だの「」だのは大丈夫か?逆に後ろに、やれ「外伝」だ、「U」だ、「」だのつけられた日には目も当てられない。アタマに「A」とか付けられたら、「こいつ二ヶ国語だったんだー」なんて思われかねない。「」でステレオ?


  付けられたくない接頭辞なんていくらでもある。「図解」「月刊」「名探偵」「特選」「読切」「緊急特番」「筑紫哲也之」「別冊」「初回限定」「原料:」いずれもなかなかに厳しいものが感じられる。接尾辞だって「第参章」「133Mhz」「演義」「β」「平成十年度版」「風味」「増補版」「怪人」「2000」「.lzh」なんてやられたらけっこう困ると思う。


おそるべし、坊さん。



2月18日(木)

  ついに読み終わったぞの小説「聖書」。僕が読んだのは新約編でしたが、以前からやっぱり聖書は読んでおかないとねと思っていながら、未読だったもののひとつです。やっぱり読みにくいですもの。なんだか人の名前とその人の系図みたいのが、ズラズラと並んじゃって始まるという印象があります。


  今回読んだのは小説仕立てということで、わりと読みやすくなっていたかと思われます。少なくとも2回しか頓挫しませんでした。結局読み終わるのに1ヶ月くらいかかったけど。


  こういう小説仕立てとかになっているものを読んでいて、一番恐ろしいのが「これって脚色?疑心暗鬼」です。せっかく聖書を読もうというのですから、原文と異なっているところはそれと知りたいと思うのが、あ、人情ってヤツではござらんか?無理に小説にしているのだから、脚色なしではつながらないこともあるかもしれんけど、つなげたところはそれと分かるようにして欲しい。


  思いきって色変えちゃうとか、フォントを変更しちゃうとか、なんかないですかね?脚色以外部分は原語で示すというのはなし。情景描写はともかくとして、人々の言動にかかる部分での脚色がなしならそう書いて欲しいし。


  で、いま現在私の胸でガスっている疑問。ユダは本当に最後に自殺したのか?しかもその直前にユダの元にイエスは現れたのか?イエスの言動は基本的にはユダヤの民向けのものであったのか?イエスの言葉は本当にあんなに激しく、摩擦を生じやすいものだったのか?


  考えてみればイエスの言動はほとんど知らないのですが、なんとなく勝手なイメージで隣人愛は世界共通みたいな感覚があったりとかするんですけど、そうでもなかったりするのかな?まあ、小乗仏教と大乗仏教みたいに、だんだんと対象が広がっていく傾向はあるかもしれませんね。


  どなたか詳しい方がいらっしゃったら、教えてください。



2月21日(日)

  私の幼少期の中でかなりの時間を占めたと思われるゲーム。幸か不幸か私の子供のころにはゲームといえば「テレビゲーム」もしくは電子ゲーム一般を指していたものだが、その数年前まではゲームというと「ボードゲーム」などを指していた。つまりはテレビゲーム普及世代なのかもしれない。


  初めて買ってもらったのが、ファミコンが出る直前期のカセットビジョン。モンスターマンションとかを死ぬほどやっていた。今からは考えられないくらい単純なゲームで、基本的にステージ設定は4つくらいだったと思う。あとはスピードが速くなるだけで、それを「」の尽き果てるまでやりまくり。


  そもそも昔のゲームには、エンディングがなかった。誤解なきように言っておくが、さすがにオープニングはあった。電源とスタートボタンが連動しているようなことはさすがにない。どこまで行っても終わりのない「プロレタリアートゲーム」というのは、ここらから来ている。じっと手を見れば、そこにはステッィクの痕がくっきり。


  そのあとはよそでファミコンが大ブレイクし始めたのを尻目に、MSXを購入した。これも小学生の私には、単なるゲーム機にしか写らなかった。夏休みとかになると近くの友人を呼んできて、朝から夜までゲーム三昧。夜に友人が帰ったあとは、弟くんをつれてきて技を磨くなど、人間そのものにはかなり翳りのある時代だった。


  さらに時代は進みPCエンジンとかは持っていた。なんか王道を完全に避けているようですね。裏道街道まっしぐらって感じです。ナビつけまくりか、混迷しまくりかのいずれ。これもけっこういろんなゲームをして遊びましたが、そこで知恵熱様のゲーム熱は解熱済み。今パソコンのゲームを買ってきてもすぐに飽きちゃう。そもそも購入にいたらない。


  これが大人ってやつなのかと思ってたのだが、このたび故あってドラクエ4をプレイ。連続12時間装用とかをしているところを見ると、単に最新の複雑なゲーム仕様について行けなくなっただけの話しらしい。まあ正しい道のようにも思いますが。本のデータベースのコーナーに、「××攻略本」だの「裏技完全解説○○ゲーム2」などが記載されるようになったら、そっと枕を濡らしてください。


  さてドラクエ4の続きやろっと。



2月23日(火)

  社会人でない人には信じられない話かもしれないが、意外と社会人もいい加減なものだったりする。それはお前だけじゃないかという話もあったりするが、とりあえずそんな人間も包括して社会は成立しているのである。まったく関係ないが、御前というのは、とてつもない敬語だと思う。手前は自分を指す言葉。


  会社にて研修が強制されているのだが、これがまた週に一回必ずあるという厄介モノ。職場であるのならまだしも、わざわざ1時間近くも電車に乗って、講習を受けに行ってたりする。これがまたすぐそばに秋葉原があるんですねぇ。きわめて色即是空。空即是色。


  で、本日授業を受けててあまりにもつまらなかったので、そのまま同期を連れ出して外の世界へ。この人、私の人生で出会った人物の中でも3本指に入る読書好き。本を好むこと山の如し。ジャンルに偏りがあれども、それは人間やむを得ぬもの。よくもまあこんだけ読んだねというその量にも、それなりの意味があるものです。


  そういう関係で秋葉原でなく本屋に直行して、2人で2時間くらいあちこちの本の感想をあげてました。私は辞書と文学、彼はミステリーに偏りがあるというものの、二人の共通興味項目発見。それはぎりぎりライン上のモノ。ブードゥー教の秘密だとか、世界拷問大辞典などはなぜか惹かれるものです。


  ちなみに二人の共通見解として、ミステリーは派手な殺され方をするべきというのもありました。ちなみにピアノ線というのは、人の首を切るための線だと思っていたのは、私だけなのでしょうか?ピアノ線が人殺しの道具でないのは、鯨が魚でないのと同様だ。勉学というのも、なかなか楽しいものです。


  また密室は必須じゃないですか?また偶然性に彩られた殺人など、殺人事件として認めたくないです。また解決するのは当然ながらに私立探偵で決まりでしょう。私立探偵といいますが、公立探偵なんてありえるんでしょうか?さは言うものの、やはりそこはやはり私立探偵と言うべきでしょう。


  出来れば道化師だの小人だのせむし男などが出てくるとより雰囲気が高まるでしょう。昨今の放送コードには引っかかるんでしょうか?豊かな語感を持つ日本語が殺されちゃってますね。あー、江戸川乱歩読みたくなってきた。



2月25日(木)

  私の今までの海外旅行歴は、タイにはじまり、中国、アメリカ、ロシアとなっているのだが、最近またしても行きたいと思わせる国がひとつ台頭してきた。私の心を捕らえて止まないその国の名は、北朝鮮。病んでるか?


  先日の日経新聞のコラムで、北朝鮮に何度も行ったことのあるマスコミ関係者の話が載っていたのだが、なんでもやっぱり北朝鮮のホテルとかだと変なマジックミラーがあったり、取っ手のないドアがついてたりと、それはもうワンダーランド全力爆裂中らしい。うぉー、すんげー魅力的。


  ただパスポートですら北朝鮮は有効じゃないんだよなーとかって思いながら、ふとパスポートを見てみるとその記載がない。ありゃりゃ?机をひっくり返して古いパスポート(1987年発行)を見てみると、ちゃんと「except North Korea」と書いてあるのだが、1995年発行のパスポートでは「unless otherwise endorsed」(=非承認国を除き)となっており、北朝鮮とは書かれていない。


  これってもしかして、北朝鮮にもちゃんと行けるってこと?別に日本海側の砂浜を夜中で一人ぶらぶら歩いていたりとか、よど号をハイジャックしたりしなくても良いってことなのか?すんげー便利じゃん。まあ、砂浜を歩いているだけで、ちゃんと連れていってくれるというのはもっとコンビニエンスかもしれないが・・・。


  やっぱり北朝鮮に渡ったら、マスゲームやりたいでしょう。まるで機械化惑星の一つ一つのネジのように、群集の中に埋没するこの陶酔感をずぶずぶに堪能しないで、なにが大和魂だっていう話でしょう。「エコノミックアニマル」が「お好み焼き屋にマル」となんとなく似ているなんて、誰が言ったのでしょうか?エコノミーアニマルは、GDIクラブなんでしょうか?


  徒然なるままに日暮すずりに向かいて、心に移りゆく良くないことをそこはかとなく綴れば、あやしうこそ物狂おしい



2月26日(金)

    みなさまご高承のとおり、本日はかの2・26事件から63年であったりする。陸軍の皇道派という名前だけでもなんだか怖そうな人々が、首相官邸だの朝日新聞社などを襲った日である。ファシズムがんがんの時代背景であり、ドイツではヒトラーがイタリアではムッソリーニが幅を利かせていたのである。


  なんとなくムッソリーニとか言うと、交響曲とかを作ってそうな雰囲気が漂っているが、そんなことはない。ちなみに彼はパルチザンに殺されたらしいが、スパゲッティにかけるチーズとは一切関係がないらしい。なんとなく交友関係の狭いことだと思う。


  これまた関係ない話ながら、小学校の時の友人で白地図に向かって必死になって鉤十字を書いているのがいたが、彼はやはりヒトラーの隠し資金のありかを記していたのだろう。もちろんナチスの残党と思われる。私の記憶力がもう少し発達してさえいれば、今ごろは豪遊三昧であるのだがと思うだに悔しくて涙がにじむ。


  M資金でも探したるか。


いつも一緒にいーたかぁったー、隣りで笑ぁってたかぁーったー・・・


さらに付け加えちゃうと、私25年間も生きてきていながら、コブラツイストを掛けることは出来ても、卍固めを掛けることが出来ません。以って、誠にお恥ずかしい限りの話です。社会人失格も良いトコです。



2月28日(日)

  このページを見てくれている人全てにコンセンサスが得られるわけではないとは思うが、ここ最近ようやっと暖かくなりだしてきたと思う。もっとも昼だけ暖かくて、夜になると死ぬほど寒く、紙袋に入ったウィスキーのビンをラッパ飲みしてへべれけで街を練り歩きたくなる事もある。


  やっぱりこういうシーンにおいては、網膜剥離を起こした元プロボクサーなんていう設定がカッコ良いと思われる。腕のたつ大工だったのだが、屋根から足を踏み外してその時のことを思うと怖くて仕事が出来なくなった職人などというのも良い。クリーニング屋の店主だとか、本屋のオヤジなどはどうもそぐわない気がする。


  もちろん飲むのはウィスキーか、ウォッカ。出来ればバーボン辺りが望ましい。間違っても梅酒だの、カルーアミルクだので正体をなくしてはいけない。以前に私はおしゃれなイタリア料理屋さんで、チーズで延々とワインを飲むという単なる飲み会じゃないかと思われるようなことをしたことがあるが、それは今日では誤りだとされている。


  また念のために言っておくと、通常時には「お酒を飲む」のだが、人生の没落時には「お酒を呑む」こなっている。もちろん後者においては、浴びるように呑むことが社会的に求められている。ろくなつまみもなく、ただひたすら五臓六腑を痛めつけるためだけに呑むのだが、やりすぎて味噌だけを嘗めながら飲んでしまうと、それはそれで実は風流だったりするので、注意のこと。


  最後に。お酒に呑まれるのは大いに結構ですが、春の桜の下では単純に花を愛でたほうが良いのではないでしょうか?私はここ何年か夜桜しか見てません。しかも丑三つ時過ぎのヤツ。ただ時間と場所の関係上、なんか憑いてきちゃいそうな気はするんですよね。祓っても祓っても落ちない頑固な憑物とかが。


  気温の問題さえクリアできれば、梅見にスイッチしようかなぁ。着物を羽織り、梅を見て、家に帰ってその着物についた香りをつまみに、酒を飲む。こういう時はやはり日本酒限定となるのでしょうねえ。なかなかに難しいものです。





ふむふむ。全部で文字数いくつだ?


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